ご存知ですか? お口の生活習慣病
生活習慣病は、糖尿病・高脂血症・高血圧だけではありません。「むし歯」や「歯周病」もその1つです。 高齢化社会を迎え、将来の健康的な生活を維持するためには、生活習慣病の予防が重要と言われています。歯の病気である「むし歯」や「歯周病」も生活習慣の改善によって、その大部分が予防できる生活習慣病です。

8020と歯周病
「8020(ハチマル・ニイマル)運動」では、自分の歯が20本以上あれば、食生活に大きな支障を生じないとの研究結果に基き、80歳で20本の歯を維持する目標を掲げています。 しかしながら、現状は40歳代で約26本の歯を保有していますが、50歳代では約23本、60歳代では約17本、さらに70歳代では約11本、80歳代以降では4.6本となっています。つまり、50歳以降では平均して2年に1本強の歯を失っていることになります。 歯を失う原因となる2大疾患は「歯周病」と「むし歯」ですが、特に成人の歯の健康のためには「歯周病」対策が重要です。

歯周病、あなたは大丈夫ですか?
歯周病は「むし歯」に較べて、自覚症状に乏しく発見が遅れがちになります。
しかし、日頃から口の中を注意深く観察していれば、ご自分でその兆候に気づくことも
可能です。
その兆候とは
  • 歯ぐきが赤くはれている
  • 強く歯磨きをすると出血する
  • 口臭がある
  • 歯の間にすき間ができている
  • 歯ぐきが下がって歯が長くなったように見える
  • 歯がグラグラする
などです、当てはまる兆候がありましたか?
*平成5年の歯科疾患実態調査によると35〜44歳の27%が歯周病にかかっていて、軽度の歯周病まで含めると、81.2%に症状が認められています。また、これ以降、年齢が上がるにつれて重症化する傾向にあります。

では、歯周病って何でしょう?
歯周病とは、歯周病菌が歯と歯ぐきの間にある溝から、歯を支えている土台(歯周組織)に入ることにより、歯周組織が破壊される病気です。もし、歯周病を放置したままでいると、歯を支えられなくなり、ついには抜けてしまうことになります。

歯周病の原因
歯周病の主な原因はプラーク(歯垢)です。特に、歯石が付着していたり、歯の間に食べ物がはさまったりすると、プラークが増えやすい環境になります。
また、噛み合わせに不具合があると歯周病が早く進行します。全身的にはタバコや糖尿病などが影響すると言われています。

歯周病の治療は?
まず、歯周病菌を少なくするようにします。そのために歯磨きが上手にできるようにお手伝いしたり、歯石を取り除いたりします。
また、噛み合わせの不具合を治すために、噛み合わせを調整したり、冠を被せたり義歯を入れたりすることがあります。

専門家による継続的管理とセルフケア
歯周病は慢性の病気です。また、その進行には波があると言われています。治療によって病状が安定しても継続的管理(定期検診・治療)が必要となります。その頻度は歯周病の程度や自己管理(セルフケア)によって違いますが、1か月から3か月毎が多いようです。